ZERO 703V

コムテックのレーダー探知機ZERO 703Vを導入した際に、ドライブレコーダーとの連携も考えて選定したのだが、この度、予定していた同社のドライブレコーダーZDR-013を導入した。

一応、単体でもドライブレコーダーの機能は果たすのだが、レーダー探知機を前提としたドライブレコーダーは初めての導入で、そのメリットデメリットを確認しつつ、さらに、駐車監視機能も使えるようにセットアップしたので、この機能についても解説していく。

ZDR-013パッケージ

先に記載通り、ZDR-013はレーダー探知機連動が売りのドライブレコーダーだが、数あるレーダー探知機連動タイプのドライブレコーダーの中でも、レーダー探知機と連動させることを前提としているモデルは同社の現行モデルではこれ以外に無い。

モニターが付いていない

これは一見したら直ぐに分かるが、ドライブレコーダーでありながらモニターが付いていない。そのため、ドライブレコーダーのサイズはやや小ぶりとなっている。

背面

しかし、単体でもドライブレコーダーの機能は果たせるように設計はしてあり、背面にはステータス表示のインジケーターと操作用のボタンが配置されている。

付属のメディアはmicroSDHC 8GB

記録メディアはmicroSDで最大容量はmicroSDHCを使用した32GBが最高容量になるが、付属のメディアはmicroSDHC 8GBで頼りないため、32GBのmicroSDHCカードを買っておいた。

32GBのmicroSDHCカード

これでも、容量的に物足りないと感じることが多いので、価格もこなれてきたmicroSDXCカード対応モデルの販売を希望したいところではある。

ZR-13

今回は、ZDR-013をレーダー探知機のZERO 703Vと連動させるが、これには専用のケーブル「ZR-13」が必要になるため、こちらも合せて購入してきた。

ZR-13ケーブル

これを、ZDR-013の上部にあるソケットに差し込み、ZERO 703Vの背面にあるソケットに差し込むことで、電源の供給や映像の確認、録画の設定ができる他、ドライブレコーダーの記録にGPS情報を記録することができるようになる。

HDROP-09

そして、これが駐車監視機能を使えるようにするHDROP-09になる。これをZDR-013に接続すると、バッテリーから直接電源を取って駐車時にも録画をすることができるため、駐車時の当て逃げ対策になるが、配線加工が前提なので取付けに関してはある程度知識が必要になる。

このZR-13とHDROP-09は同時に使用が可能なので、ZDR-013の駐車監視機能とレーダー探知機連動機能は共存できる。もちろん、ケーブルが2本になるため見ためは今ひとつだが、内装を剥がして極力ケーブルが見えない工夫をして取付けをしてみた。

■ZDR-013の取付け(所要時間2時間)

まずは、ZDR-013を取付ける箇所を選定する。もしも、単体タイプのドライブレコーダーなら、バックミラーの影になるようにして車内からは見えない配置にするのだが、ZDR-013ではそうはいかない。

ZDR-013の駐車監視機能は衝撃を感知した場合、確認のためにボタンを押さないと通常録画に切り替わらないのだ。強めにドアを閉めただけでも反応するレベルのため、誤って衝撃を感知した際にはボタン操作が求められる。

また、モニターの代わりにレーダー探知機が使えるとはいえ、常にドライブレコーダーの映像を表示しないのであれば、録画状態を確認するうえでインジケーターの状態が見えないという状態は避けたいところだ。

取付ける箇所を選定

やや見た目は悪いが、今回はバックミラーの右側に装着して、インジケーターの表示とボタン操作が可能になるようにする。

取付け場所が決まったら配線について考えることになるが、ZR-13はZERO 703Vの位置はそのまま、ZERO 703V のODB2ケーブルと同じように、メーターの後から足元に配線し、運転席側の右ピラーを経由し、天井内装に埋め込み、バックミラー内部のリモコンエントリーチューナーに繋がる配線と同じ位置からコネクターを出す。

ZR-13は両者をコネクターで接続するだけなので、駐車監視機能が必要ないのであれば配線作業だけで済むが、今回は駐車監視機能も使うため、HDROP-09を同時に取付ける事になる。

15Aの低背ヒューズ

この、HDROP-09はバッテリーとイグニッション、ボディアースの3つの配線をする必要があるが、今回は、ヒューズから電源を取り出す電源ヒューズを使用する。Z33は低背ヒューズを使用しているため、15Aの低背ヒューズを2つ用意しておいた。

検電テスター

また、ヒューズボックスの電源側を確認するために、通電すると光って知らせる検電テスターも合せて購入してきた。

Z33の車内ヒューズボックスはアクセルペダルの横にあるのだが、かなり入り組んでおり、場所も相まって作業性は劣悪としか言いようがない。ここは、作業性を考えて内装を剥がして作業をした。

スカッフプレートを引き剥がし

アクセルペダルの横にあるパネルは、スカッフプレートを引き剥がし、ウェザーストリップを引き抜いたら・・・。

樹脂製のネジ

アクセルペダルの奥側にある樹脂製のネジを回して外し、助手席側にパネルを引っ張れば外すことができる。

ヒューズボックスが丸見え

これで、ヒューズボックスが丸見えになるので作業がしやすくなる。

何らかのボディアース

HDROP-09が必要とするのはバッテリーとイグニッション、ボディアースだが、ボディアースは既に取付けてあった何らかのボディアースと同じ位置を使用する。

ヒューズ配置

バッテリーとイグニッションについてはヒューズボックスから取り出すが、バッテリーはオーディオ右の何に使用しているのか説明書きが無い箇所から(何故かヒューズが入っていた)、イグニッションはシガライターのヒューズ※から取り出すことにした。
※停車中にエンジンを止めてアクセサリ電源を多用するならIGN(イグニッション)に接続することを勧める

取付け方向がある

電源ヒューズには取付け方向があるため、ヒューズを抜いたら必ず検電テスターで確認する。逆さまに取付けても通電するが、本来のヒューズ容量に新しく接続する電子機器の負荷が加わり、使用する電子機器によってはヒューズの容量を超えて切れてしまう。

そのため、新しく電源を取り出すコードが、電源側端子に接続する必要があるのだが、これを検電テスターで確認する。

通電しているなら検電テスターが光る

確認方法は、検電テスターのクリップをボディアースしておき、該当箇所のヒューズを抜いたら、通電している状態でヒューズボックスの端子に検電テスターの先を当てる。もし、通電しているなら検電テスターが光るので、そちら側の端子に電源ヒューズの電源を取り出すコードが付いている側を差し込む。

電源ヒューズを取りつけ

全ての環境で同じという保証はできないが、私の環境では、上段ヒューズは下側の端子、下段ヒューズは上側の端子が電源側となっていた。これで差し込む向きが分かったので、電源ヒューズを取りつけた。

HDROP-09に接続するには加工が必要

だが、電源ヒューズからHDROP-09に接続するには加工が必要になる。電源ヒューズにはギボシ端子が取付けてあるので、そのまま使えるようにHDROP-09を加工していく。

ギボシ端子を圧着

電工ペンチでHDROP-09の電源ケーブルにギボシ端子を圧着したら、電源ヒューズのギボシ端子に接続ができる。これで配線の下準備は完了したので両方の配線を同時に行なっていく。

コネクターを引っ張り上げる

まずは、メーター後側に配線ガイドを突っ込み、足元からZERO 703V に配線するZR-13のコネクターを引っ張り上げていく。ここから先は、ZR-13もHDROP-09も同じ配線となる。

ウェザーストリップを外す

次に運転席側のAピラー内装を内装剥がしで剥ぎ取る。ウェザーストリップを外し・・・。

内装の内張ピンをボディから外す

内装の内張ピンをボディから外したら・・・。

上に引き抜く

上に引き抜けば簡単に剥がすことができた。後部スピーカーの取り付けの際は内装の取外しに苦労したが、今回取り外した内装の取り外しに関しては一般的な車と大差はない。

ヒューズボックス近くから配線を上げる

Aピラーに配線を持って行くには、この位置から配線ガイドを突っ込み、ヒューズボックス近くから配線を上げてやれば良い。その後、配線をAピラー根本から上部に向かう位置にセットする。

ZDR-013を取付け

後は天井内装にケーブルを押し込むだけだが、その前にZDR-013を取付けて配線の長さを決める。ZR-13を接続しておき、レーダー探知機で映像を見ながら、マウントの角度を調整しつつ微調整すると良いだろう。

両面テープ

位置が決まったら、付属のシリコンオフでフロントガラスとマウント部分を脱脂し、両面テープを取付けてバックミラーが邪魔にならない位置に取付ける。

少し残念な気持ちに

空気が入らないように説明書の方法に従って取付けたのだが、フロントガラスの湾曲がきついため綺麗に両面テープが貼れなかった。これは、少し残念な気持ちになってしまう。

取り付けが終わったらバックミラーを取り外す。中期以降のZ33はバックミラー内部のリモコンエントリーチューナーに繋がる配線が天井の内装から出ているため、この位置から取り出すことにする。前期は何も付いていないので、作業性を気にしないのであれば、バックミラーを取り外す必要はないだろう。

ケーブルカバーの上下両端を持って押し込む

バックミラーの取外しは、ケーブルカバーの上下両端を持って押し込む。

ケーブルカバーを外す

すると収縮するので引っ張って外し・・・。

バックミラーを外した

バックミラーのコネクターを抜き取って、バックミラーのマウント根本を天井側にスライドさせると外れる。

このケーブルカバーだが、Z33は、中期以降からバックミラー内部にリモコンエントリーチューナーが入り、ケーブルを配線する必要に迫られたため取付けられているパーツだ。しかし、構造を見るに、急造しましたと言わんばかりの設計で、徹底して内装のコストを下げているのを伺わせる。だが、DIYをする側としては手軽に弄れることは良いことだ。

ケーブルを内装剥がしで押し込む

少し話がそれたが、ZDR-013に両配線を取付けたら、バックミラーに繋がるケーブルが出ている箇所まで両ケーブルを内装剥がしで押し込んでいく。

Aピラーの上部まで持って行く

少し押し込めば内装の開いた箇所に入り込むので、そのまま天井部分を伝い運転席側のAピラーの上部まで持って行く。

Aピラー配線

余ったケーブルは足元から引っ張って長さを調整する。適度な長さになったら、外したバックミラーを戻し、配線が痛まないように慎重にAピラーの内装を元に戻していく。

HDROP-09の余剰ケーブル処理

余ったケーブルの処理については別々に処理している。HDROP-09は室内ヒューズボックスの手前側に結束バンドで束ねて押し込んでおいた。ここは、ちょうど良い空間もあり、周りに鋭利な箇所もないため、振動による断線や被覆が剥げてショートしにくいと判断してのことだ。

ZR-13の余剰ケーブル処理

室内ヒューズボックスを覆うカバーを戻したら、ZR-13の配線を結束バンドで束ね、ODB2コネクター近くの太いケーブル束に結束バンドで括り付けて配線作業は完了となる。

動作確認

最後に、動作確認をして取付けは終了となるが。標準設定では駐車監視モードがONにならないので、そこは無視して良い。

だいぶ長くなってしまったので、今回はここまでで一旦区切らせてもらう。次回は運用に対する初期設定について記載していく予定だ。