Z33はリアデフのオイル量が少なく過熱しやすいと良く言われる。過熱したオイルはデフから噴き出すだけでなく、オイルの成分が変質して潤滑効果を失うため要注意だ。

対策はアフターパーツによる冷却効果の向上となるが、走行シーンに応じたものを選ぶ必要がある。

Z33 フェアレディZ | デフカバー【セントラル20】Z33 Zスポーツ クーリングデフカバー

最初はストリートからワインディングまでを想定したヒートシンク付デフカバーだ。欧州向けモデルはデフにヒートシンクが付いているが国内仕様には何故か無い。ただし、欧州向けとはいえ純正品のため無加工で取り付けが可能だ。

欧州向けではカバーだけでなくデフケース側にもヒートシングが付いており、冷却風が当たるように導風する構造になっているため、完全に欧州仕様と同じ効果を期待することはできない。しかし、カバーだけとはいえヒートシンクが付いている分、冷却効果は見込める。

他にも、オイルの量を増加させるヒートシンク付の大容量カバーもアフターパーツとして存在する。こちらは、熱容量の増加が見込めるうえ、デフクーラーを取付けるためのホールが用意されているので、デフクーラーを取付ける予定があれば社外品にしておいた方が良いだろう。

なお、デフカバー単体で見ると簡単に交換できそうな構造だが、デフ関連のパーツを取り外さないと交換できないため、LSDの交換やデフマウントブッシュの交換等と合せて交換すると良いだろう。
ヒートシンク付デフカバーで対応できないドリフトやサーキット走行の場合はデフクーラーの出番だ。

デフクーラーは構造が単純なため汎用品から専用品までアフターパーツは様々だ。主に空冷となるのだが、NISMOには水冷タイプが存在する。(現在はカタログ落ちで販売しているか不明)。

空冷タイプはデフクーラーのコア部分を地面に近い位置に設置するが、障害物にヒットしやすい位置にあるため最悪オイルをばらまく可能性もある。しかし、水冷式ならその心配がない。

ただし、NISMOの水冷タイプは30分以上の全開走行は不可能で、都度冷却が必要となる代物なので使いどころが限られてしまう。また、システム全体の重量は空冷に比べると重くスペアタイヤのスペースを占有する。

長時間の走行に耐えるものとして一般的な空冷タイプがあるが、純正のデフカバーに取付ける場合は加工が必要になる。対応してくれるショップで加工するか、上記の社外品デフカバーを取付けることで対応が可能だ。

そこから配管し、オイルポンプとコアの設置となるのだが、コア部分の設置場所やシュラウド等による導風の有無で冷却性能は変化する。また、場所によっては飛び石などで破損することがあるため、専門的な知識を持つショップに対応してもらうのが良いだろう。