Z33はLSDが標準装備されている。とはいえ、純正のLSDは効きがマイルドなビスカスタイプのLSDとなっている。

ビスカスタイプのLSDは効きについてはマイルドだが、抜群の効果を発揮する機械式のLSDと比べるとメンテナンスが楽なため、Z33の他にも標準装備されていることがある。

しかし、Z33ではある問題の原因になっているため、メンテナンスが楽とはいえ注意が必要だ。

ビスカスタイプのLSDはメンテナンスが楽というメリットがあるが、デメリットとして効きマイルドという点以外に発熱が大きいというデメリッがある。

この発熱が大きいデメリットは、ただでさえリアのデフオイルの量が少なく、デフオイルが過熱しやすいZ33にとっては良い話ではない。オイルは限界を超えて過熱されると成分が変質して潤滑効果を失うため交換が必要になる。また、デフオイルが高温になるとデフから噴き出すこともある。

ビスカスタイプのLSDはビスカスカップリング内部にシリコンオイルを使用しているが、負荷をかけ過ぎるとシリコンオイルも熱で変質して潤滑効果を失い、LSDが常にロックした状態になる可能性もあるため、対策をせずに高負荷をかけ続けることは避けた方が良い。

軽めのスポーツ走行までなら大丈夫だろうが、LSDが付いているからといってノーマルの状態でサーキット走行やドリフト走行などをすれば、あっという間にデフオイルが過熱状態になり熱だれを起こすので無理は禁物だ。

また、機械式のLSDに交換してもデフの熱容量と排熱能力が低いため、サーキット走行やドリフト走行をするのであれば、デフクーラーを取付けておかないとデフオイルが熱に耐えられない。