Z33リアゲート

Z33のリアゲートに喰われた(物理的に)人は結構いるらしいが、不本意ながら、私もその仲間に入ることとなった。

Z33のリアゲートはとても重たいが、それが勢いよく頭をめがけて落ちてくるから笑い事ではない。不意を突かれたこともあるが、痛みで思わず声が出てしまった。指でも挟めば骨折すらしそうな衝撃だ。

このままではケガの原因になりそうなこともあるが、リアの収納スペースは結構な頻度で使用するため早急に修理が必要なのだが、前々よりリアゲートのオープンボタンを押してもロックが中途半端に掛かったままということもあり、リアゲートの不調と修理方法について調べてみることにした。

■リアゲートが落ちる・リアゲートが開かない原因

Z33のリアゲートで開閉に係わる重要なパーツは3つある。リアゲートダンパー、リフトスプリング、バランスウエイトの3つだ。

これに加えて、リアゲートにスポイラーやGTウイングを付けていると、荷重がかかってリアゲートは開きにくく落ちやすくなる。

・リアゲートが落ちる原因
リアゲートに何も付けていない場合、リアゲートが落ちてくる原因はリアゲートダンパーが経年劣化でガス抜けして、リアゲートの重さに耐えられなくなっていることが多い。

リアゲートダンパー

ガスは低温になるほど圧力が低下する特性があるため、暖かい時期には問題が無かったものの、寒くなると症状が一気に悪化してリアゲートが落ちてくる症状が出ることがある。

リアゲートの内装を剥がすと見える(内装剥がしで可)リアゲートウエイトを取り払うことで、リアゲートを軽量化してリアゲートダンパーに掛かる負荷を減らす方法もあるが、一時的な対策でしかないので交換を考えた方が良い。

リアゲートダンパーは日産純正部品以外にも社外品がいくつか出ている(リアスポイラーの有り無しで品番が違う)。工具さえあれば交換はそれほど難しくない箇所なので、パーツを取り寄せてDIYでやってみるのも良いかもしれない。

・リアゲートが開かない原因
リアゲートが開いたように見えてロックが中途半端に掛かっている場合は、リアゲートダンパー、リフトスプリングの劣化が疑われる。

リフトスプリング

リフトスプリングはリアゲートダンパーのリアゲート側の付け根にある円筒形の部品だが、この部品の中にはスプリングが入っておりリアゲートのロックが解除された際にリアゲートを一定の状態まで押し上げる。

リアゲートを閉めているときはバネが収縮している状態を維持しているため、時間と共にバネは少しずつ縮んでいく。

また、リアゲートを押し上げる際にリアゲートダンパーの力も僅かに借りているため、リアゲートダンパーが原因の場合や、リアゲートダンパー、リフトスプリング両方の劣化も十分に考えられる。

リフトスプリングが接する部分にゴム板等を張り付けてかさ増しする方法や、リアゲートウエイトを取り払うことで一時的に症状を緩和させることができるかもしれないが、延命行為にしかならないので、リアゲートダンパー、リフトスプリングの交換を推奨したい。

リフトスプリングの交換については工具が不要なうえ数分で交換できるため、工賃を払ってまでショップに任せる位ならDIYで交換した方が良いだろう。

■スポイラーやGTウイングを付けている場合

リアゲートにスポイラーやGTウイングを付けている場合は、荷重が大き過ぎて純正パーツで受け止め切れていない可能性がある。リアゲートウエイトを取り払い、それでも改善しない場合は強化品へ交換するしかない。

強化品はNISMOから販売されている強化リアゲートダンパー、強化リフトスプリングを使用するか、社外品の強化パーツを使用するのも有りだろう。

なお、強化品といえどもリアゲートにかかる荷重が大きい場合は受け止めきれない。また、強化品でもへたりが早いものもあるので選定は慎重に行ないたい。