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新車販売時の価格が高い車ほど年間の維持費は高くなる傾向にある。中古で安価に手に入れたZ33も例外ではなく、せっかく購入したのに維持する費用で精一杯ということは避けたい。

そこで、今回はZ33を維持するうえで必要な維持費について詳しく掘り下げていく。

Z33は、実際に維持するために年間どれだけの費用が必要になるのか、Z33の購入前に計算したことがあるが、その金額は約50万円という結果になった。

これは、あくまでも概算による数値だが、それでも今回精査して計算し直した金額と大きく剥離はしていなかった。すなわち、10年10万kmを超えた安価なZ33を中古で購入しても、購入金額と同等、もしくはそれ以上の年間維持費を用意しないといけない可能性すらあることになる。

■実際に年間維持費を算出してみた

それでは、年間維持費は具体的にどれだけ何に費用が掛かるのか、参考に私の環境で算出したZ33の年間維持費を公開してみることにした。

燃料代 146,667円  走行11,000km 燃費10.5km/L ハイオク140円/Lで算出
タイヤ代 60,000円  前後交換 2万km毎として按分・ハイグリップタイヤ
オイル交換費用 12,000円  年2回
自動車保険 102,440円  18等級、対人対物無制限、車両200万、35才以上、ゴールド
自賠責保険 12,915円  2年契約の1年分
自動車重量税 12,300円  車重1.0t超~1.5t以下・1年分に按分
自動車税 58,000円  3,000cc超3,500cc以下
車検費用 30,000円  1年分に按分・最低限の消耗品交換のみ
合計 434,322円

私の置かれている環境や年齢により金額が変わるものも少なからずあるため、これよりも高額になる可能性は少なくない。

例えば、駐車場を借りる場合は別途その代金を上乗せする必要があるし、ストップアンドゴーの多い都会で乗るなら燃費が落ちて燃料費が上がる可能性がある。また、自動車保険については若い人ほど掛金が大きくなる傾向にあり、20歳未満は特に高額になるので注意が必要だろう。

加えて、新車登録から13年を超えると、自動車重量税(年額2,700円増加)、自動車税(年額4,350円増加)は重課となり、税金が15%も上がるため、年式の古い車両の場合は更に維持費が上がってしまう。
※自動車重量税は18年を超えると非重課時と比較して年額6,600円増加
※一部特別仕様車やバージョンによっては重量や排気量により税額が上がる場合がある

これら税金については必ず払う必要があり、何処で払おうが金額は変わらない。

■年間維持費を削減する方法は?

税金は値引きされることはない。では、削れる費用としては何があるかというと、タイヤ代、車検料、自動車保険料だろうか。

タイヤ代については、安価な海外産のタイヤがあるがお勧めはできない。Z33のように、パワーのある車で使うとグリップせずに事故の元になる。タイヤは命を乗せているものだけに、最低のグレードでも国内で有名なメーカーから選んでおきたい。

もちろん、走りに徹する人はここをケチっては意味が無い。しっかりとハイグリップタイヤを履いてZ33の性能を存分に楽しんで欲しい。

車検料については、車検時に支払う自動車重量税、  自賠責保険は税金なので何処で車検を受けても金額は変わらない。 だが、点検や検査、車検代行料や消耗品の価格は変わってくる。一般的には、ディーラー車検、民間車検、ユーザー車検の順に安価になる。

ディーラー車検は高めだが、ディーラーだけに自社の車のことをよく知っているため、整備のノウハウもあって、手厚い整備と共に車検を受けることができる。次の車検までに持ちそうにないパーツがあれば、しっかりと交換してくれるなど至れり尽くせりだ。

民間車検は民間整備工場の品質にバラツキがあるため、評価の良い場所を選ぶ必要がある。また、専門店は別として特定の車両に対して深く理解している訳ではない。しかし、車検の費用自体はディーラー車検より安価で、無理に替えなくて良いパーツは交換せず、交換が必要なパーツもリビルド品で安く抑えるといったことも可能だ。

ユーザー車検は、整備の知識が必要になるため、整備士かよほど車に詳しい人でないとトラブルの原因になる。だが、パーツの交換を必要最低限に抑え、整備費用や検査の代行料金は掛からないため最もコストは安い。

これらの点から、コストを抑えたいのであれば、なるべく費用を抑えつつ、必要なところはしっかりと手を入れてくれる民間整備工場を探すことがベストだろう。Z33も年期が古くなってきているため、今後の整備回数は増えていくことになるだろうが、日頃の整備も併せて依頼するのであれば快く受けてくれるだろう。

自動車保険は年齢や等級、車両保険を追加する場合は車両価格によって年額が大きく変わってくる。基本的に、若い人、等級が低いほど自動車保険の価格は上がっていく。

自動車保険も制限を付けるほど安くはなるが、それは、いざという時の保証もその分安くなってしまい、保険の効果が最大限発揮できない場合がある。運転者限定で保険料を抑えることはできるが、対人対物は無制限にしておき、車両保険は購入した際の価格と相談して決めると良いだろう。

間違っても自動車保険に入らず公道を走ることは止めて欲しい。確かに自動車保険は「任意保険」とはいうが、事故の際に被害者側に支払う補償金は数千万円ということもありうる。借金を背負い、破産し、人生を台無しにすることを考えれば自動車保険など安いものだ。

以上がZ33の年間維持費と費用の削減要素だ。車というものは購入したら終わりではなく、その後の維持には莫大な費用が掛かってしまう。もし、Z33に長い間乗り続けたいと思うのであれば、年間維持費を払えるほどの余裕があるのか、事前にしっかりと検討して欲しい。