RAYSスチールナット

新調したTE37 SAGAを固定しているナットにRAYSのDURA-NUTSを採用していたが、スチール製のナットに交換する事にした。

アルミやアルミ合金(ジュラルミン)のナットは適切な管理をしないと危険だと指摘を受けてのことだが、調べてみると扱いや管理が甘いと最悪ホイールが外れてしまうこともあるようだ。

ホイールの購入時によく考えずに購入したため、このようなデメリットがあるとは思わずつい手を出してしまったが、不安を抱えたままでは安心して踏み込めない。

そこで、スチール製のナットに交換することにしたが、合せてホイール盗難対策としてマックガードを導入してみることにしてみた。

■適切な管理が必要なアルミ・アルミ合金製ホイールナット

アルミ合金ナット

市場に出回っているホイールナットはチタン、クロムーモリブデン鋼、スチール、アルミ及びアルミ合金製と様々だが、強度の点ではアルミ及びアルミ合金製が最も弱い。

アルミ及びアルミ合金製のホイールナットはインパクトレンチの使用により大きな摩擦熱が発生してかじりが発生する、過度なトルクで締め上げクラックが入る、何度もつけ外しを繰り返すとネジ山が摩耗するといった問題が出やすい。

そのようなホイールナットを使うと、適切なトルクで締め上げても保持力が低下してしまい、ホイールをハブに密着する力が弱くなってしまう。

加えて熱膨張がスチールに比べて大きいため、ホイールナットが加熱した際にハブボルト以上に膨張してネジ山同士の噛み合いが緩んでしまい、走行中の振動で勝手に緩むという問題が出てくるため、アルミやアルミ合金製のホイールナットはホイールナットの締まり具合を頻繁に確認する必要がある。

アルミやアルミ合金製のホイールナットこれらの問題があるため、適切な扱いと管理が重要になる。アルミやアルミ合金製のホイールナットは華やかな色でホイールのファッション性を高めてくれるが、このような問題があるため安易に導入して良いものではない。特に各所に多大な負荷が掛るスポーツ走行をしようとするならなおさらだ。

そこまでして、アルミやアルミ合金製のホイールナットを利用したいかというと、私の答えは「ノー」であり、安心してスポーツ走行を楽しめるようにスチール製のナットに戻すことにした。

■RAYS 17HEX LOCK&NUT SET

RAYS 17HEX LOCK&NUT SET

スチール製のナットも様々だが、今回はホイールに合せてRAYS製のスチールナットを用意した。スチール製だけあってアルミやアルミ合金製のホイールナットと比較すると安価だが、スチール製のホイールナットとしては高価だ。

17HEXに変換するアダプター

RAYSのブランド料というのもあるかもしれないが、19HEX・21HEXのソケットレンチをホイールナットに使う17HEXに変換するアダプターが付属しているためかもしれない。

車載工具で脱着が可能

このアダプターを車載しておけば大抵の国産車メーカーの車載工具で脱着が可能とあって、パンク等などの応急処置にも対応が可能だ。

また、アルミホイールによってはナットホールが狭く、薄肉ソケットが必要になることもあるが、このアダプターが肉薄ソケットの代わりになるため、追加でソケットを買う必要はまず無いだろう。

コマのような形状のナット座

コマのような形状のナット座は純正のホイールナット形状で問題となるホイール削れを抑える形状で、大手ホイールメーカーだけあって、ホイールや使用するユーザーの利便性を考えて作られている内容になっている。

ロックナット

また、ホイールの盗難防止用にロックナットが4個入っているのだが、これについては使用せず、ロックナットはマックガードを導入することにした。

■マックガード ウルトラハイセキュリティロックナット

マックガード ウルトラハイセキュリティロックナット

最も強固なロックナットとして有名なマックガードはウルトラハイセキュリティロックナットとプレミアムロックナット(OEMの物は大抵これ)の2種類がよく知られているが、名前から分かるとおりウルトラハイセキュリティロックナットの方がより強力な盗難防止効果を持っている。

ウルトラハイセキュリティロックナットの方がより強力

RAYS のDURA-NUTSや17HEX LOCK&NUT SETにもロックナットが入っているため、ホイールの盗難防止について一定の効果を発揮するのは間違いない。だが、ロックナットの盗難防止効果は大小差があるため、できれば強固な物を導入しておきたい。

パッケージ内容

ロックナットの盗難防止効果は構造やキーパターンの多さにより決まるが、キーのパターンが少ないロックナットはキーのスペアが手に入りやすいといえる。また、一般的なロックナットは音を気にしないのであれば、ナットを溶接して外す、ソケットを打ち込む、ロックナットリムーバーで無理矢理外すという破壊的な方法で取り外すこともできる。

ロックナット本体

マックガードのウルトラハイセキュリティロックナットはナット外周部が回転するため、上記のような盗難方法について強固に抵抗することができる。とはいえ、盗難を完全に防ぐことができるかというと、それはどのようなロックナットを使ったとしても不可能だ。

花形部分のパターン

マックガードについては、花形部分のパターンを型取りしてキーを複製することで簡単に解除しているという噂も流れている。確かに、この方法なら技術力もそれほど必要ないし、無限とも言えるパターンも意味を成さない。

キー

また、どれだけ強力なロックナットでもキーを車内に保管している場合、純正のキーを盗まれてロックナットを外されてしまう。だが、出先のパンクでタイヤ交換が必要になった際など緊急時に使うため車内にないと困るといったこともあるので保管場所は考えものだ。

セキュリティについては盗難をしようとする相手に対し、作業時の音や時間が掛り発見される可能性が高いので止めようという心理的な抑止力を与えるものでしかないと考えておくべきだろう。

機械的な物であれ、電子的な物であれ、素人が扱える程度のセキュリティであれば、プロが本気になれば破れないことは無い。ロックナットを導入したからといって安心せず、車両の保管場所をセキュリティの面から再検証するといったことも同時に必要になってくる。

また、盗まれた際のことを考えて、パーツを含めて補償してくれる車両保険への加入や、盗難後の捜査を円滑にする意味でもホイールのシリアルナンバーを控えておくことを強く推奨しておきたい。

TE37 SAGAと組み合わ

前置きが長くなったが、マックガード ウルトラハイセキュリティロックナットをTE37 SAGAと組み合わせてみた。これもナットのナット座がコマ形状になっており、ホイールに優しい作りになっているため、TE37シリーズのような高価なホイールにも安心して使える。

デザイン的にはスポーティとは言えないが、盗難防止効果を考えればそのようなことは言っていられない。願わくはこれで諦めてくれることを祈るばかりだ。