ヘッドライトをロービームにすると前が見にくい、ハイビームにしていないのに対向車からハイビームを照射される場合はオートレベライザーが誤って光軸を設定している可能性が高い。
Z33のヘッドライトは前期型、中期・後期型関係なく光軸を手動調整する機能が付いているため、自身で光軸を調整して対応することができるが、オートレベライザーが付いている中期・後期型ではまずオートレベライザーの初期化を行なうことを優先する。
オートレベライザーが付いているにも係わらずヘッドライトの光軸調整を手動で調整した場合、オートレベライザーが正常に作動するようになった際に、調整した分光軸がずれてしまうためだ。
Z33のオートレベライザー初期化については、日産の故障診断機コンサルタント3以降のモデルが必要となるため、一般のドライバーではDIYで対応ができない。ディーラーや日産の故障診断機を所有している整備工場でオートレベライザーを初期化してもらう必要がある。
オートレベライザーの不調が度々起こる場合は、オートレベライザー機能の故障を疑うか、オートレベライザーの感度調整を切り替えてもらうことで対応ができる場合がある。